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鉄道模型の記事をもう一本。マニ74の加工で勢いづいたのか、兼ねてから壊れてしまい気になっていたカツミのN電も修理することにしました。

この模型は1980年前後だったかに発売され、趣のある美しい塗装、座席や吊り革などのインテリアも充実した当時としては画期的とも言えそうな意欲作でした。それが見せたいのか、この模型はモニタールーフの屋根が外せるようになっていて上から車内を覗けるのですが、ある日突然!! 屋根が外れて固定出来なくなってしまいました。走らせればカーブで屋根を振り落とすことになるので以来ずっと置物になったままでした。

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屋根が固定できなくなり飾り棚に置きっ放しだったカツミのN電。古い模型だがインテリアが充実している。屋根裏の留め金は半田付けが良くなく銀色っぽい線の所だけしか付いていなかった

これは屋根の裏にある留め金の半田付けが外れてしまっているのがいけないのですが、ここの半田付けが見事な天ぷらで縁が僅かに付いているだけだったのですね。半田付けをやり直すことになりますが、塗装された部材ですから表面の塗装を焦がさないように気をつけないといけません。というわけでコテ先を良く手入れして強熱で短時間に半田付けを済ませるように頑張り、付け終えたら即座に水を潜らせて完了です。見栄えは悪いですが腕も悪いので仕方ありません。でも今度はしっかりついてます。

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半田付けをやり直し。見た目は良くないが今度は面で付いている

この模型はもう一点直さなければならない所があります。それはヘッドライトの球切れです。4輪単車はどうしても集電が安定しないのでついつい電圧を上げ気味にして、勢いで停まらない様に乗り切る走り方になり勝ちです。そうするとライト類には宜しくなく、この模型も例に漏れずヘッドライトは早くから点かなくなってしまい、どうせ直しても直ぐに切れるからと放置したままでした。今日は折角触ったので、こちらもLEDに置き換えて修理することにしました。集電の良くない車両はLEDを用いると、後のライトが忙しなく点滅するという問題もあるのですが切れてしまうよりはマシです。

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ヘッドライトの麦球を取り出すにはデッキの手摺を下に抜きライトケースの蓋を外す必要がある。ダッシュボードはなんと爪をおひねりして固定。ブリキのおもちゃを見ているよう・・・

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外した麦球はフィラメントが蒸発して真っ黒。ダイオードは大柄で古風な製品

構造を見ると床板に当たる部分はプリント基板になっていて、そこにダイオードが載りライトのリード線も基板に繋がります。LED化はこのダイオードを抵抗器に、麦球をLEDに置き換えれば良く基板は加工せずとも済みます。ただしライトケースは奥行きがなく砲弾型のLEDはレンズを前に向けて入れることは不可能です。従ってチップLEDを用いることになりますが手持ちがありませんので止む無くテープLEDから基板ごと切り出すことにしました。チップLEDは特に半田付けの熱で壊れやすいので基板から外すことはしません。

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勿体無いがテープLEDからチップLEDを基板ごと切り出す


切り出した基板付のLEDは目玉クリップでくわえて放熱しながらリード線を半田付けします。今回使ったLEDは白色なのでクリヤーオレンジを塗って電球色っぽく化かしてあります。このオレンジの塗膜の厚みで光色がかなり変化します。塗料の食いつきは良くないので色味に納得いかない場合は剥がして塗り直せます。

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リード線を付けクリヤーオレンジを塗ったチップLED。このオレンジは濃すぎたのでこのあと薄く塗り直している

出来上がったLEDをライトケースに収めてLEDの極性に注意しながら配線を終えれば作業は完了です。

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ダイオードの位置には抵抗器を取付ける。LEDのリード線は余り物を使用したものの太過ぎて配線し辛かった。失敗失敗・・・。リード線は赤がアノードで黒がカソード。蛇足ながら動力はエンドウのトラクションモーターで耐久性に優れる。今でも注油程度のメンテで快調に走る

ずっとお飾りでかなり汚れっぽくなっていました。車体の各部を掃除して修理はお仕舞い。ポツポツと塗装が剥がれているところがありますがそっとしておきます。ここまでやったのだから室内灯を入れても良いのではと思ったのですが、それには難題があってあっさり断念しました。デッキの明りはどうするのさ・・・・って・・・・。

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埃を払い、そっと水拭き。結構キレイになった!! 8枚共 2016.5.3撮影
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今月初の記事になりました。色々あってwebを疎かにしていましたが、今日は久々に鉄道模型に触りました。

来る子供の日に鉄道模型のとあるサークルにお誘いを頂いていまして、そちらが今年で9周年になるのでそれに因んで9で始まるぴったんこの形式か、或は「九州」の車両を持ってこいというお題が出ています。しかし、九州の鉄道にご縁がないことと、相も変わらずの怠け癖でお題は作れず仕舞い。ならば手持ちで何とかなるものはないかと探してみたら、1両だけ九州由来の車がありました。これからご紹介するマニ74 14というのがそれです。

マニ74は、所謂戦災復旧客車から改造された荷物車で、何しろ戦災で焼けたり壊れたりした車両の叩き直しなので、形態のバリエーションが非常に多いのが特徴と言えば特徴です。特にネタにするマニ74 14というのは窓配置に癖がありそれこそ唯一無二な存在でした。ずっと九州の早岐に所属したのですが、特徴ある1両であるがゆえに今回のお題に叶ってしまうという訳です。

模型の説明をすると、この戦災復旧車のシリーズはホビーモデルから発売されていたキットで、今は閉じられてしまった「はやぶさ模型」に在庫していた1両を買い求めたものです。他にもバリエーションがあったのですが、それらはとっくに売れてしまって偏屈な奴だけが残っていました。私が組み立てたのは2000年頃で、少し屋根を薄くし妻面に若干のディテールを加えた事以外は素組みのようなものです。車内には一応照明が入っていますが、LEDはまだまだ普及しない時代ですので、奇妙な構造で麦球を光らせています。

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もう一昔以上前、組み立てが終わったマニ74 14。妻面の手摺等を追加している 2000.10.29撮影

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塗装して以来カプラーを交換した位で殆ど補修もなく現在に至る。丸妻の前位側が手前

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こちらは切妻の後位側が手前。車掌室はこちら側になる

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車内はヘンテコな造作で麦球を点灯させている。台車にKATOのTR23を使ったので全輪集電にしてある

その状態で10余年、あちこちの運転会に持ち出していますので、どちらの皆様も既に飽きているものと思われ、今回も「またか・・・・」と言われるのが関の山なので、少しだけでも手は加えないといけないと美味しくないなと思い、やっつけ仕事でテールライトを点灯させる事にしました。今となっては麦球はないなとLEDにしました。使用したLEDは電子パーツでお馴染みの秋月電子でポチしたもので「超高輝度」ということでしたが、本当に「超」でテールライトには明るすぎるなんていう物ではなく、したがって非常識な高抵抗をかませています。

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LEDは秋月電子で調達したストックを使用。抵抗器は明るさを抑えるため33kΩというやたら抵抗値が高いモノを選択した

LEDの硬めの足をくねくねと曲げて空中配線し、一部にリン青銅板を使用して既存の室内灯配線に接触させています。当初は両エンドの点灯を考えましたが、スイッチを構成するのが面倒なので片側だけにしています。常識的には車掌台がある切妻側を編成端に組成するところですが、模型的には電車由来の丸妻を見せたいところで、従って丸妻側にLED仕込みました。

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半田付け適当、絶縁チューブも被せず空中配線して大丈夫?? 自分はいつもこんなものでOKな性格

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車体に仕込んだLED回路。リン青銅板の部分を床板側の既設の配線に接触させて回路を構成する。こののちLED後端を銀色塗料で遮光して出来上がり

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テールライトが光り、人を食ったような奇妙な表情に磨きがかかった様な気がする丸妻側 特筆なき画像は 2016.5.3撮影

やはり光るべきものが光るのは良いですね。
京急のほうでも小ネタがありながら、活動出来ない日々が続いています。模型とて同じこと。昨年末に届いた日本精密模型のマニ60 21~は、結局松の内に開封することなく経過してしまいました。ようやく開いたこの模型、レビューというには余りに大雑把なのですが、兎に角記事にしてみました。

先ずは開けてびっくり。これは輸送破損なのでしょうか、前位側のカプラーに衝撃が加わったようでナックルが開いてしまっています。何とか元に戻したものの成形品が歪んでいてナックルは閉じませんでした。同じようなトラブルはKATOのナックルカプラーでも良く発生し、そちらの場合は一度開いてしまうと、連結不良や編成分離などの問題が発生して使い物にならなくなります。本製品の場合は今のところ使用できていますがこれからどうなるでしょうか。本来なら商品交換したいところですが、折角壊れているので交換せずに経過を観察したいと思っています。

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恐らく圧縮方向に衝撃が加わったのだろう。ナックルが開いてしまった状態で品物が届く。組み直したもののプラには曲がり癖がついて元通りには閉じなかった。尚、渡り板も外れかけた状態である

して、このマニ60は2両目の購入になります。今回は2両なければ出来ないテストをやってみました。それが次の画像。

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普通こんな無茶はしません? 600RのS字カーブを通過させる試み。左は今回求めたマニ60 21~、右はマニ60、日本精密模型製品の2両を繋げる

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その連結面のクローズアップ。画像では上手く表現できないのだが連結器廻りの動きは良くもう少し余裕がありそう

カトーの600Rレールを繋いだ反向曲線を通過させるテストです。私の模型のお友達は「こんなの無茶、非常識」と仰います。レール敷設の際にもこのようなS字カーブには短い直線を挿入して車両を通し易くするのが常識とも言われますが、運転会等で敷設する線路の中には、急ごしらえで期せずして反向曲線が潜んだレイアウトに接することもあり、それでも上手く走るようにと自分の車両は斯様に過酷なテストをクリアーさせるよう心がけています。

そのテストは、日本精密模型のマニ60同士の2両を連結させて連続するS字カーブを通過させるというものですが、結果から言ってしまうと誠にスムーズに難なく成功しました。素晴らしい!! 

実は同じテストを購入時の標準状態でクリアできる製品は多くありません。具体的にはKATO製品と、TOMIXやカツミの伸縮カプラーを搭載したもの、ヨーロッパメーカーの製品に限られ、それ以外はまず通過不能なのです。多くのレイアウトで鉄道模型車両をトラブルなく走らせる為にはカプラーの調整が大変に重要で、私はいつも購入した模型のカプラー調整に多くの手間をかけていますが、本製品はそういった点に行き届いた配慮を感じます。しかし、これをケーディーに換えてしまったら大きな強みが失われると思いますので、強度が気になりますが出来たらこのまま使いたいところです。

そのほか、ちょっとした変化ですが、全製品のマニ60と、今回発売のマニ60 21~では便所窓のガラスの表現が変わっています。今回のは、ダイヤガラス(?)を表現したような半透明のものになっています。年代などこちらの使用環境からすると半透明ガラスは有難いのですが、こうなるとまた厄介な課題が発生、マニ60のトイレの内壁っていったい何色なのでしょう。どこかに資料はあるのでしょうか。

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今回購入のマニ60 21~と前回のマニ60の便所窓を比較。上が今回の製品で何となく中で座る人の姿が見えてしまいそうな危うい透明感が秀逸だがその為に内壁の色が悩ましい。下は前回の製品で透明ガラスの内側に白色の別パーツがはめ込まれて白ガラスが表現されている 4枚共 2016.1.9撮影

今回購入したマニ60 21~も前回製品同様に手を加える積りですが、結果は出来たら記事にしようかと思います。いつになるかは知りませんが・・・。
まだ2015年のネタがありました。昨日Y橋.comで衝動ポチした日本精密模型のマニ60(0番台後期型 21~42)が届いてしまいました。大晦日も休まず配達してくださったゆうパック様有難うございました。おかげ様で年始の暇潰しが出来ます。中身は年が明けたら、そして記事も書けたら・・・。

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届いた鉄道模型のラベル 2015.12.31撮影
ちょっと間が開きました鉄道模型のその後です。

その4の終わりの方で触れました台車ボルスターに関係した失敗は、前位側(車掌室でない方)だけの床板枕梁、台車集電板が通る穴の内側におよそ1.5mm四方のプラ板の端切れを使った側受けを設けて解決しました。厚みは0.8mm程で良いようです。そもそも真っ直ぐに切れていない端切れを使った、余りにもずさんな工作を隠蔽するためお写真はございません。

さて、機能的な加工はこの程度にして、以降は塗装などのメイクアップです。

インテリアは灰緑色が正しいので、車掌室の仕切りはタミヤのXF21を塗りました。同じくテールライトケースも塗装するのですが、車掌室側だけは先行きテールライトを点灯化したいと考えており、その際には遮光する必要がありそうなので今回はそのままにしておきました。

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車掌室窓からチラリと見える車内の仕切り壁は灰緑色に塗装

床板も緑系に色替えしましたが、ただ塗装するだけではつまらないような気がしたので、Illustratorでテキトーにお絵かきして印刷した紙をスプレー糊で貼り付け、簀子状になった床を表現してみました。もとより荷物室の窓には格子があるので、小細工したところでそんなものは良く見えないのですが気は心というものです。尚、床は本来黒っぽくないとおかしいのかも知れませんが、そこはある種の模型的表現といいますか、室内灯を点灯化した時に黒っぽい床では室内が明るく感じられずさっぱり映えないので、明るい色に仕上げておく方が得策だと思っています。また、その時にはお絵かきの簀子も生きてくると期待しています。

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Illustratorでお絵かきしてでっち上げた床のディテールをプリントアウト。今回使うのは下の方で上は発売予定品の後期用。それぞれは車掌室の寸法が異なる

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上記の紙を切り出しスプレー糊で床板に貼り付ける。インクジェット紙の場合汚れやすく傷になりやすいのが大きな欠点

屋根はアサヒペンのスエード調塗装スプレーを吹き付けて質感の向上を図りました。今回はグレーだけを用いてありますが、黒を併用して塗り重ねるとその都度雰囲気が変わって面白いです。スエード調が完璧という訳ではないのですが、プラ製品の場合は整形の際にパーマネントルーフに似た質感の表面仕上げがなされていたら良いのにと思うのは私だけなのでしょうか。
ベンチレーターは、ランナーから切り落とす際の自分の不注意から取付足部分が白化してしまったものがあったので、質感の調整も兼ねてグリーンマックス塗料のNo.35でサラリと塗装しておきました。

手摺の取付は、細かい作業であるにも関わらずこれといった苦労もなく容易に済ませることが出来ました。取付穴等の寸法が具合良いようでした。ちょっと残念なのは後付になっている縦樋で、何かに引っ掛けると外れそうになってしまうことです。流石に車体の角は条件が厳しいかも知れませんね。

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被写界深度浅過ぎでしかもピントが良い所にきていない。三脚も立てずイイ加減に撮影しているのがバレバレな画像ですみません。屋根はスエード調塗装スプレーを使用、ベンチレーターも軽く塗装した。手摺等は取り付けやすいが縦樋は漏斗の部分が少々外れやすい 4枚共 2015.10.11撮影

最後にインレタについて。私はこの製品を昭和30年代半ばの列車に連結することを想定しているのですが、そうすると車体標記は改正前である可能性もあり、製品に付属しているインレタでは具合が悪いかも知れません。よって今回は一切の作業を保留しました。もともとインレタ貼りが苦手なので、どうでもいいかという怠け心が働いていたりもします。

おおかたの作業が一段落し、記事もこれてお仕舞??? しかし作業台を見ると、先日のはやぶさ模型閉店セールで何気なく買った天賞堂のLED室内灯ユニット放置されています。何となく、これを使って容易に室内灯を点灯化できそうな気がしてきました。ひょっとしたらもう一回記事を書くことになるかも知れません。

(終わり?? まだ続く・・・・かも)
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