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京急ったら益々てんこ盛りで身動き取れず。今夜迄には治りたいのですが、飲んだらスッキリするヲタ胃散なんてのは無いものでしょうかね。という訳でまた別の話題にします。

もう久しく行くことのない地球の裏側のブエノス・アイレスも時は確実に流れます。久し振りにGoogleのストリートビューで街並みを見ると、10年前には有り得なかったスターバックスがのさばり、滞在中によく昼食を摂った Línea B (B線)の Est.L.N.Alem 近くのレストランが、依りにも依ってマクドナルドなんぞに姿を変えてしまって、怒りと失望の余り血管がブチ切れそうになるブログ主です。

チーズもちもちのフガッサ・コン・ケソ(たまねぎピザ)どうした!!
歯応えしっかり漢のフランカセーロ(カスタードプリン)をもう一度食わせろ!!
フレンドリーなウエイターのオジサン達に会わせるんだ!!!
俺の…俺のマデーロ・シティを返せ!!!
もうマクドナルドなんか絶対に食わねぇぞ・・・ぷんすか!!!!!!!

落ち着け・・・・・・・・・落ち着くんだ・・・・・・

さてブエノスの地下鉄といったら、営団丸ノ内線や、名古屋地下鉄のお古が活躍することで有名な訳ですが、その日本車達は今どうなっているのでしょう。ブログ主自身はかなりポンコツになってきたので、地球の裏側で生活するなんて無茶は難しくなってきましたが、インターネットのおかげで情報は入りますので、軽く整理してみようかと思います。enelSubte.com辺りが主な情報源ですので、そちらをお読みの方には必要のない記事かとは思いますが暫しお付き合いを・・・。

■引退できない Mitsubishi (丸ノ内線車両)
マドリードからの中古車の導入で廃車が始まり、一部が日本に里帰りした話題も記憶に新しいところです。しかし、代替するマドリードのCAF6000は政治スキャンダルや、そもそもの不具合もあって導入が遅れに遅れ、ここにきて厄介な問題に直面しています。それは日本でも時折騒ぎになるアスベストで、何とCAF6000と、先行して導入されていたCAF5000のどちらもですが、アスベストが固定されず環境に流出するということで、使用停止されて復帰の目途が立たない情勢になっています。
Mitsubishi は前述の廃車で32両がリタイヤ済みで残る稼働車は16編成96両になっていますが、斯様な事情ではこれらを退役させる訳にはいかなくなっています。しかし、Mitsubishi だけでは既に編成が足らずまた対策も立たず Línea B の運行は危機的な状態に陥っている様です。

■我が世の春はそろそろ尾張? Nagoya (名古屋市営地下鉄)
導入以来タフな仕事をこなして重宝がられる Nagoya は、現在ではアルミ車体の5000形4編成も加わって100両の大台を超えています。目下17編成に編成記号が与えられ、塩漬けの5000形1編成のみはまだ稼働していない模様です。
弊ブログでも以前ニュース画像を引用しましたが、2016年、319号以下のB編成が、Línea C Est.のConstitusión 構内で所謂泣き別れの脱線事故を起こし先頭車を壊してしまいましたが、その損傷は余りにも酷く安否が気掛かりです。尚、このB編成、2003年にも Nagoya 同士で衝突事故を起こし320号以下3両を修理した経歴があり、特に連結面は台枠が歪み床がめくれ上がったままで使用されていました。因みに相手はF編成の1205号です。

Nagoya_319.jpg
2016年に大破してしまった319号以下B編成 Est.Moreno にて 2006.8.6 (現地時間) 撮影

小型ながらも収容力に長けて重宝がられ現地に良く対応している Nagoya ですが、最近気になるニュースが出て来ました。それは、Línea C の増発を目的としてLínea A と同じ CNR (中国)の新造車を Línea C に導入するという事です。今のところ編成数も少なく、単純に増発用なのかも知れませんが、それでも事故車は置き換えられそうに思えます。最近ではブエノス地下鉄にも冷房車の投入が当たり前の様になっており、冷房を持たない「きいでん」グループは徐々に風当たりが強まってきています。かといってあの華奢な車両に冷房を搭載することは難しい様に思えますので、追々中国製が脅威になりつつあるように思える昨今です。

この記事に関連して「数病息災・学習帳」に Nagoya の編成表をアップしました。併せてご覧頂けましたらと思います。
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試運転撮影の序でに撮った訳ではないのですが、アップが序で・・・

アルゼンチン共和国のマウリシオ・マクリ大統領が来日しているため、霞ヶ関の外務省前に国旗が掲揚されています。華のある風景ですね。

Banderas_nacional_170518.jpg

国旗が揚がっているので国歌もYouTubeから連れてきました。「君が代」は世界でも有数の短い国歌だと思いますが、アルゼンチンは正反対に長い国歌で全曲を演奏すると4分以上になります。なのでオリンピックなどでは短くアレンジされますが、サッカーのワールドカップでのアレンジは酷く、なんと前奏だけで終わってしまい歌詞に辿り着きません。故に、アルヘンティーノスは「ウォーウォー」と吠えるように合唱する情けない状態になります。今風にアレンジされていますがフルコーラスを歌っている動画と、「吠えている」動画を引っ張ってきました。お暇な方は聴き比べてみてください。

フルコーラス


ワールドカップ


ところで、前奏の途中、上の動画の0:30辺りですが、京急ヲタ的にちょっと気になるフレーズが出て来ると思います。実は、ブエノスに居た頃、現地のテツヲタさんに2100形の「ドレミファ」を聞かせたことがあるのですがなかなかな勢いで笑われました。何でかなとおもったのですが・・・似てますな・・・。
京急の出来事が続いたので、暫くブエノスのチェックを疎かにしていました。従って最新の情報にはなりません。

ブエノスの地下鉄関連サイト「Enel Subte」によると、11月4日午前10時25分頃、C線の Est.Constitución(コンティトゥシオン駅)構内を入換運転中の元名古屋地下鉄300形319号ほかのB編成が脱線し、隧道の鉄製支柱4本をなぎ倒しそのまま壁面に激突、車体をかなり損傷した模様です。下に画像付きで紹介されている元記事のリンクを貼っておきます。

Descarriló un tren de la línea C - enelSubte.com

Tras la interrupción por desmoronamientos, la línea C circula con demora - enelSubte.com

319号は損傷が酷いようですので、今後どのように処置されるのか気掛かりです。参考までに、こちらが滞在中にD線の事故で同じ様な壊れ方をしたFiat車は、復旧されることなく廃車されたのを確認しています。
既にマスメディアにも多数取り上げられて、ご存知の事とは思いますが下記リンクに代表して頂きます。

丸ノ内線旧500形20年ぶり里帰り。|編集長敬白|鉄道ホビダス

20年前、船積み前の丸ノ内線車両を何処かの埠頭でたまたま見つけて驚いた経験がありますが、その時はまさか地球の裏側で再会しようとは思いもよらず、また、地球の裏側でせっせと走り続けるMitsubishiに毎日のように乗っかりながら、退役後に再び日本の土を踏む車ができるとは想像することもありませんでしたので、この出来事はただただ驚くよりありません。

弊ブログ「ブエノス・アイレス地下鉄 元営団地下鉄丸ノ内線車両が退役」で取り上げた里帰りの分が大黒埠頭より陸路中野まで運ばれています。その車両達は、ブエノス地下鉄のlínea B(B線)で使用されていたMitsubishi車のU編成を構成した中の4両で、車号は584、734、752、771です。営団地下鉄では最後まで残り、方南町支線で使用されたということです。

私的には、元々丸ノ内線には縁のない生活をしていますので日本ではあまり乗ったことなく、一方ブエノスに居た頃は冒頭の有様でご厄介になってました。地球の裏側で乗る機会の方が間違いなく多かったので、この車両と結びつく光景は、運行中の車内で見られるパフォーマーのタンゴ、フォルクローレのライブ演奏や物売りの売り声、そして窓にまで描かれて外も見えなくなってしまった落書きの数々です。元記事の画像を見る限り、ブエノスでの特徴だったステップは既に取り払われてしまっているようなので、補修された後は日本での姿になってしまうのだろうなと残念に思ってるのは多分私一人だけでしょう。

尚、22日未明にも残る2両の陸送が行われる様ですが、ブエノス時代は地上に出ることは稀なので、それを良いことに(?)屋根にも穴を開けてしまうような改造がなされています。雨中の走行は雨漏りが心配ですね。

Mitsubishi_720_060713.jpg
今回の里帰り車両には含まれないがブエノスでの営団500形740号。前頭に出ながらホロ枠がありアンチクライマが切り取られたちょっと変な顔 Est. Tronador(トロナドール駅)にて 2006.7.13(現地時間)撮影
タマにはブエノスのスブテの話です。

2007年の部分開業以来、全線開通へ向けて小刻みな延伸を続けるH線ですが、使用されている車両はブエノス地下鉄最古参のシーメンス車でした。この程ブラジル・アルストーム製の新造車36両が完成し一気に入換えられることになりました。

Para sumar nuevos coches, desde mañana cierra el subte H -Clarín

La línea H cerrará por una semana para incorporar coches nuevos - enelSubte.com

ブエノスの夏はアマゾンから流れ来るラプラタ川の強烈な湿気のせいで非常に厳しく、朝に家を出て最寄り駅まで歩くときにかく汗で濡れた服が夜まで乾くことがない程です。それなのにヨーロッパ文化に浸る彼の地の乗り物は久しくエアコンがありませんでした。地下鉄車両も例外でなく2013年、100周年を迎えたA線に導入されたCNR製の車両までは冷房がありませんでした。しかし、その導入と共に涼しい地下鉄は大評判となり、以来文字通り堰を切って冷房車ばかりが導入されるようになりました。C線用に払い下げられた名古屋地下鉄5000形も然り、そして今回の新車もエアコンを有することが第一の売りになっているようです。

ちょっと面白いのは、この車両の入替えに際し現地の日付で6月27日より7月3日まで、H線の運行を完全に止めてしまう事です。日本ではとても考えられないような措置で、さぞや交通も混乱するのではと思われるかも知れませんが、実はブエノスはコレクティーボと呼ばれる路線バスも大変に発達した都市であることと、街の造りが小ぢんまりしていてその気になれば歩いて用を足せることも良くあり、不思議と何とかなってしまいます。自分自身が滞在した頃もストライキで地下鉄が止まってしまうことがままありましたが、その度に歩いて市内をウロウロしました。道がわからなくなりいつの間にかビジャと呼ばれるスラム街に迷い込んでしまい、冷や汗をジットリ掻いたのも今となっては懐かしい思い出です。

sbase_Siemens.jpg
ブエノス地下鉄の現役最古参となるSiemens車。室内灯は白熱灯。過去にリフォームされていて画像の姿は原形ではない。近年更にリフォームを重ね前面他のデザインを一新、LED照明を使用した車両がある
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