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メインカメラが無かったこともあってこのところテツに身が入らず、なかなかフィールドに出る気になれないでいます。なので、今夜は古い画像のネタです。

細かい事を全く忘れてしまい、更に資料による補強をする努力も無いままに軽く流します。

先日、小田急の念願となる複々線が遂に完成し、趣味界の話題を独り占めしていました。そもそもの発端となった高度経済成長期の頃の京急はというと、複々線化などの話は無く、バイパスとして計画された神奈川新町~屏風浦の横浜市営地下鉄2号線は具体化しないままあえなく消滅、朝ラッシュ時の輸送力の増強は優等列車の長大編成化と高密度ダイヤに頼っていました。長大編成と言ったところで全線に亘る運転は不可能で、主に金沢文庫で併合して最混雑区間となる戸部~横浜を凌ぎ、神奈川新町か品川で分割するというパターンが編み出されました。しかし、分割併合には一定の所要時分が掛かるものなので、特に金沢文庫と神奈川新町はダイヤ上のボトルネックになっていました。そのうち金沢文庫は構内配線等が効率的に整備されましたが、一方の神奈川新町は用地も無く子安側に副本線を設けるのがせいぜいでした。そういう困難な状況下に登場したのが、次の画像に示す電空転轍機でした。

Airpoint_shinmachi_85xxxx.jpg
神奈川新町上り線の浦賀寄りに設置されていた電空転轍機。ポイントマシンの向かって左に通常よく見られる電動機ではなくエアシリンダが2本見える。左のツルンとした箱は電磁弁か? バシャンという音と共に一瞬で転換する動きはなかなか見応えがあった

Airpoint_shinmachi_2_85xxxx.jpg
同所を海側から見る。背景に溶け込んで分かり辛いが右の白っぽい箱に空気圧縮機があり時折パタパタと音を立てていた。その下の筒はエアタンク 2枚共 1985年頃撮影

通常の電動転轍機はご存知のように動作が遅く転換に10秒程度は掛かるものですが、電空転轍機は即動性に優れていて転換は一瞬で、後続の列車を僅かでも早く駅構内へと呼び寄せるようという意気込みの表れでした。
しかし、こういう異端な設備はやはり長続きしないというか、結局いつしか通常の電動転轍機に戻され今は京急では見ることが出来ません。

話の序でに、この電空転轍機というのは、本来は貨物の操車場で貨物列車の組替の為の、ハンプという施設で使われるのが主でした。そのハンプでの入換の動画がYouTubeにありましたのでリンクを貼っておきます。3分30秒辺りに電空転轍機の転換の様子があります。

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