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先日、弊ブログの記事に関するコメントに、次に引用致しました様なリクエストを頂きました。

> 京急線内で遭遇したらラッキーな編成を教えてください。
> (ラッピング車は除く)
> よろしくお願いします。

> 例えば
> この編成はまだインバータが更新されてないとか
> この編成は他の編成と違う点があるとか
> この編成は◯◯◯◯形最後の◯◯車なんだよ など
> を教えていただきたくコメント致しました。


リクエストを下さいましたレイト様、誠に有難うございました。

というわけで独断と偏見で選ばせて頂きます。機器等の違いに重心を置いて各形式から少しずつ記載しますが、ただ該当を箇条書きするだけでは味気ないので、出来る限り画像をあてがってみました。骨が折れると言えばそうなのですが、自分もこういうのは嫌いな方ではないのでちょっと調子に乗っています。でも、何がラッキーなのか分かりませんね。済みません。

■800形
・8251~は現在6号車のコンプレッサーがC-2000Mな唯一の編成
800形は編成中、3、6号車に2台のコンプレッサーを持っています。1983年製までの車はコンプレッサーにC-2000Mを装備して登場していますが、最後のロットである1986年製のみは2000形増備車と同じ静音型のC-2000Lを搭載して製造されました。8251~編成の8256(←8253)号は1981年製でC-2000M、6両固定編成化の際に組み込まれた新しい3号車の8253号は最終ロットのためC-2000Lで現在に至るも変更はありません。ところが、元々編成の2台共がC-2000Mだった編成は、共食いメンテなのでしょうか、2011、2012の両年に多くの6号車がC-2000Lに換装されました。この時換装が行われなかった編成は既に廃車となり、現在残る編成の6号車は皆C-2000Lになっています。参考までに8251~編成と同時期に最終ロットの中間車を挟んで6両固定編成になった8111~、と8121~編成も、8251~編成と同様なコンプの並びでしたが既に廃車済み、また、始めから6両固定編成で竣工した8261~、8271~の両編成は最終ロットなので2台共がC-2000Lです。

8256_CP_160818.jpg
ちょっと見難くいが画像一番左の窓の下の床下機器がC-2000M形コンプレッサー。6号車がC-2000Mなのはこの8251~編成だけ 2016.8.18撮影

■2000形
・2011~編成は細かいところが違う
京急はJRの所謂900番代のような試作車を作らないのですが、新形式の第一ロットは何となく試作的要素が入り、その後のロットとは異なる部分が残り易いものです。2000形の2011~編成も例に洩れずで、色々相違点がありました。3扉化後も車端など開閉窓の車内側FRPキセの形状や網棚先端の造形等にまだ名残があります。コンプレッサーがC-2000Mなのも他編成との大きな違いですが、敢えてここで取り上げるのは非常に些細な物体、それは運転席コンソールにある「CP故障」という表示灯です。そもそもメーターパネル内には表示灯群があるのに何でこれだけが取って付けたように孤立しているのでしょうか。実はこの表示灯のある場所がユニークで、製造時はここに液晶式のデジタル時計があったのです。運転士さんが持っている懐中時計の替わりを目論んだようですが、実用性に乏しくやがて使われなくなり撤去されてしまいました。CP故障の表示灯もこれはこれでお試し品だったのですが、撤去された穴があったので丁度良かったのでしょうね。

2018_1717A_160816.jpg
試作的要素が多くイロモノであると同時に見処も多い2011~編成 三浦海岸にて 2016.8.16撮影

2011_CPindicator_160817.jpg
2011~編成の運転台コンソールだけにある「CP故障」表示灯 2016.8.17撮影

・言わずと知れたロンサム2451~編成
2000形最後にしてたった1本の4両固定編成、廃車も近いと言われるこの編成はラッキー云々言ってるより追い掛けねば・・・。とうとう京急唯一となってしまった稼働中のロータリーコンプレッサーAR-2BAは、1号車である2451号に搭載されています。

2451_1705C_160809.jpg
夕方快特の増結運用に入ったロンサム2451~編成。活躍もあと僅か? 金沢文庫にて 2016.8.9撮影

2451_AR2BA_160901.jpg
2451号に搭載され京急線上に残る最後の1台になったAR-2BA回転翼型コンプレッサー。独特なサウンドが聴けるのもあと僅か 金沢文庫にて 2016.9.1撮影

■1500形
・1713~編成はハイブリット
1500形VVVF車のなかでも主回路機器がまぜまぜされてしまっている珍しい編成です。VVVFは編成で3台ありますが、そのうち1、7号車が東洋電機製のRG-627-A-M、5号車が三菱電機製15V31になっています。ところが主電動機が何故か全て三菱電機製なのでややこしいですね。私はVVVF音痴なので違いが分かりませんが、お好きな方々に言わせると混沌とした掴みどころのない音を奏でることで有名なのだそうです。

1713_1606A_160626.jpg
1500形のなかでは珍しく主回路機器メーカーが混載されている1713~編成 逸見にて 2016.6.26撮影

■600形
・6011~編成の煮え切らないワイパーカバー
2000形の項でも触れましたが600形の初ロットもやはり試作的要素が多く見受けられました。台車のオイルダンパ周りの設計が違っていたり、パンタ脇のランボードが無かったりが機能的な部分の違いですが、ルックスでとても目立つのが6011~編成のワイパーカバーなのではないでしょうか。当初設計の600形のワイパーカバーは車体側の縁にワイパーカバーの板厚分の段差が造られ、車体とワイパーカバーが面一になるように設計されました。6011~編成ではその段差が単なる凹みではなく斜めにへつった様になっていて、ワイパーカバーから幾分離れた所に稜線があり、赤白の塗分け線もその稜線によっています。以下は推論に過ぎませんが、その段差を納めるにあたって6011~と6021~両編成で、メーカー毎に造り分けて造作や造り易さなどの比較検討がなされたのかも知れません。

6018_WPcover_160802.jpg
ワイパーカバーの下辺と赤白の塗分け線がはっきり違って何とも煮え切らない印象の6011~編成 2016.8.2撮影

・6051号の架線観測VTR台座
同じ600形の6553号に設けられた架線検測装置(弊ブログ「京急600形6551~編成 架線検測装置の試験実施 」参照)にその役を完全に奪われてしまいましたが、かつては架線を観測するために潜望鏡やVTR機材が使われました。6051号にはその名残のカメラと照明の台座が残っています。普段は機材を載せていませんでしたが、撮影時には簡単にセット出来るようになっていました。しかし、架線測と架線測では一字違いながら成果はまるで違ってしまうものです。

6051_trolleyVTR_160817.jpg
6051号のパンタ寄り屋上、冷房機とヒューズ箱の間に残る架線観測VTRの台座 2016.8.17撮影

■2100形
・最後の未更新編成は2141~
これは何も付け加えるご託はありません。遠からず更新入場してしまうと思われますので、2100形オリジナルの姿をしっかり記録しましょう。

2141_1514A_160811.jpg
最後の未更新車となった2100形2141~編成 金沢八景にて 2016.8.11撮影

■1000形(アルミ車)
・1405~編成は珍品が好き
1000形アルミ車の中でもゲテなのは1405~編成が一番でしょう。東芝製のVVVFは1401~編成にも波及しましたが、その他にも1405号に吊られた京急で一台だけのクノール製オイルフリーコンプレッサVV-90Tが大変にユニーク。また、屋根上は何故か2100形から移って来たCU-71G形冷房機が目を惹きます。これは、2010年のVVVF換装と同時に載せ換えられたもので、当初は妻板がなく、内部のフレームが剥き出しの状態でしたが、直ぐに専用のSUS製カバーがあつらえられて今の姿になっています。アルミの1000形もそろそろ車体更新の時期に差し掛かりました。遅くともその際にはきっとこのヘンテコな冷房機も淘汰されてしまうのではないかと思います。今のうちにしっかり撮影しておかなければと思うのですがなかなか機会がありません。1000形で冷房機といえば、2台だけ東芝が載った1445~編成(弊ブログ「京急1000形 1445~編成に新型冷房装置搭載」「京急1000形 隠れたレア運用と冷房機の動き」参照)もユニークですね。

1405_CU71G(G-73)_160724.jpg
珍なるものがお好きな??1405~編成。頭上は2100形から移ったCU-71G形冷房機 2016.7.24撮影

1405_CP_160724.jpg
足元には京急で一台だけのクノールVV-90T形オイルフリーコンプレッサー 2016.7.24撮影

■1000形(SUS車)
・銀様を赤くしたい症候群??
ウルトラマンから従来の赤白に戻して大人気の1000形“1800”。それに飽き足らないのかなんなのか、兎に角何でこうなったのか全く分からないのですが、1301~と1331~両編成の1号車山側2番扉だけの靴摺部分が赤くなっています。2編成あるので何かの試験のような感じはするのですが・・・。

1331_1512D_160724.jpg
1331~編成の1331号。よく見ると真ん中のドア下が赤い 金沢八景にて 2016.7.24撮影

・当分はこの一本のみ??
あれこれ言う必要もありませんね。現在1編成のみ、東芝製PMSM(永久磁石同期電動機)を搭載した1367~編成です。PMSMはさすがに写し難いので画像はインバータ部分で誤魔化します。

1371_VVVF_160801.jpg
1367~編成1371号の主回路装置 2016.8.1撮影

■デト
・動かん君のデト17-18
普段から新町検車区で待機するデト17-18は車両管理区のデト15-16とも違い、所属で月検査が出来てしまうのでなかなか本線上には出て来ません。この編成が撮れたら本当にラッキーですね。

18_KC1321_141009.jpg
これが本当のイエローハッピー?? 滅多に本線に姿を現さないデト17-18 逸見にて 2014.10.9撮影

こんなところかなと一段落したところで気がつきました。宿題の設問は「京急線内で」・・・・えっ!! とするとこういうのもアリでしょうか。もう来ないだろうとは思うのですが、間違って来る可能性はまだ微かに残っているような・・・。

3536_X41K_101211.jpg
何故にこんなものが撮れたのか理由を忘れてしまった。「京急線内で遭遇したらラッキー」・・・間違いなく・・・ 戸部にて 2010.12.11撮影

というわけで、駄文に長々とお付き合い頂き、誠に有難うございました。
2016.9.1 AR-2BA回転翼型コンプレッサーの画像を追加しました。
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1713-編成

お久しぶりです。

1713編成ですが、東洋のほうが音が高いんですよね。でも、結構音は似てると言ったら似ているのでよく聞かないと区別ができないかもですねw

2016/08/21(Sun) |URL|まるさん [edit]

Re: 1713-編成

まるさん 様

体調をちょっと崩しましてご返事が遅くなってしまいました。誠に失礼致しました。

> お久しぶりです。
>
> 1713編成ですが、東洋のほうが音が高いんですよね。でも、結構音は似てると言ったら似ているのでよく聞かないと区別ができないかもですねw

教えて頂き有難うございました。そういう違いがあるのですね。僅かな差であるが故に尚更微妙なハーモニーになるわけですね。

2016/08/23(Tue) |URL|chiquichan [edit]

608編成

私個人ではこの編成は外せないですね。600形8連で唯一の4次車ですし、何といっても三菱GTOの重低音がいいです。同じ音を出す653編成も中々お目にかかる機会はありませんね。単に運が悪いだけでしょうか...

2016/09/06(Tue) |URL|Tsune [edit]

Re: 608編成

Tsune 様

弊ブログへようこそ。そしてコメント誠に有難うございます。

> 私個人ではこの編成は外せないですね。600形8連で唯一の4次車ですし、何といっても三菱GTOの重低音がいいです。

ご意見頂戴し有難うございます。600形は両数はそれ程でもないのに、メカに関してオンリーワンがいくつかありますよね。4両固定編成の複雑な電装メーカーの組み合わせは何事かと思ってしまいます。

> 同じ音を出す653編成も中々お目にかかる機会はありませんね。単に運が悪いだけでしょうか...

私は今日6531~編成に乗りました(笑) 不思議なもので巡り合わせの良い編成とそうでない編成ってありますよね。私の場合、1541~編成は腐れ縁と思いたくなるほど見ています。見ない日は検査と更新の時くらい?? 逆にさっぱりだったのは2461~編成で撮影の度に探し回りました。

2016/09/06(Tue) |URL|chiquichan [edit]
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